1月28日には東区スノーホッケー大会
2月18日には札幌市長杯争奪スノーホッケー大会と続いていきます。
各SNSではスノーホッケーの話題もちらほら。
2018年がスタートし、早々に練習に励む小学生や一般の動画や写真がアップされており、今はなき体力も頭の中では20代の体力でイメージトレーニングをしてはそわそわしております。
イメージトレーニングってつい体力は無限で想像してしまいがちなことに気づき、実際にはそんな加速力もないし、そんなに何往復もコートも走れない・・・
もっとリアリティのあるイメージトレーニングを心がけなければ。
でも体力があろうがなかろうが楽しいのがスノーホッケー
そして、20分間のドラマが繰り広げられるそのコート
近年では決勝のコートには中々いけていませんが
決勝のコートに刻まれているレッツやスティックの跡
その一つ一つが今までそのコートで戦ってきた人たちの足跡であり
そこで惜しくも負けてしまった選手たちの涙が混じった雪上のコート
きっとしょっぱい
そんないくつものドラマが繰り広げられたその痕跡がコートにはあります。
勝ち上がれば上がるほどその痕跡は幾重にも重なり
そこで繰り広げられた試合の歴史がにじみ出ています。
昨年11月のこと。
運転免許証がゴールドだというのが嘘のように
1ヶ月に2度、スピード違反で警察に止められました。
突如目の前に「止まれ」の旗を持った警察官が自分の運転する車の目の前に
ものすごい勢いで飛び出してきて「何事だよ」と思いながらブレーキ。
そのまま道路脇の空き地に誘導され停止。
シートベルトもしているしスピードも出ていないし
と思いながらも近寄ってくる警官がいたので窓を開けると
警察官が開口一番
「運転手さ〜ん、気づかなかった?ここ40km。ちょーっと出ちゃってるのよ。こっちきてスピード確認してもらえる?」
制限速度40km/hのところを53km/hで走行していたようで13キロオーバー
道路脇のスピード測定器で確認を終えると白いワゴン車に乗せられ別の警察官が
「急いでた?」と早口気味で言われ
「いえ、別に」と答えた。
違反書類を書き終えた警察官が墨の染み込んだスタンプパッドを取り出し
「人差し指出して。ここに押して」
と指示されたところに人差し指を押し付ける。
薄黒く汚れた人差し指。
その人差し指を眺めていると
「シートにかかってるタオルで指拭いて」といった。
そのタオルは、
今までの違反者たちの黒く薄汚れた人差し指を拭いた痕跡が幾重にも重なって残っていました。
自分よりも前に警察官に止められワゴン車に乗せられた違反者たちの歴史。
その一つ一つに後悔や苦しみ・反省や怨念、様々な感情を感じました。
その薄汚れたタオルにはいい感情は抱かないけど
そのタオルはまるでスノーホッケーの決勝戦前のコートのよう。
自分の人差し指を拭き終え、違反者たちの痕跡の一つに自分も跡を残しワゴン車を降りました。
二週間後に再び同じ状況に出くわした時には
自然と人差し指を出して準備している自分がいるのでした。
そこで涙した人たちの痕跡がタオルにはあるように
感情や理由は全く違えどスノーホッケーもまたそこで涙した人たちの痕跡がレッツやスティック跡となって刻まれています。
そんなスノーホッケー決勝前のコートは自分は大好きです。
おわり