相撲に興味ない方には申し訳ないんですが、相撲の話させてください。
まだ初土俵から1年も経っていない逸ノ城(いちのじょう)が大爆進をつづけ、
新入幕にして大関さらには横綱と対戦するという異例の事態になりました。
それはニュース等でも大きく取り上げられていたので知っている人も多いと思います。
新入幕にして優勝もあるのではないかと騒ぎ、
ちょんまげが結えていない力士が、大関・横綱と対戦するという違和感のある光景に会場は大盛り上がりでした。
優勝こそできませんでしたが、
大関・横綱を破るという快挙。
結果をみれば快挙。
しかし僕の中でなんとも言えないモヤモヤがあるのです。
優勝の可能性が十分にある中で、絶対に負けられない逸ノ城は大関・稀勢の里に対し
立ち合いで変化をし、引き落としで勝ちました。
つづく横綱初対戦の一番。
新入幕と横綱・鶴竜との対戦。
優勝に望みをつなぐ為に逸ノ城は絶対に負けられない大一番。
2人が土俵に上がり、塩をまいてる間も僕の心臓はバクバクいっていてました。
逸ノ城に勝ってほしいという思いでいっぱいです。
その立ち合いで逸ノ城はまたしても変化をし、横綱を一瞬でかわし引き落としで勝ちました。
この立ち合いでの変化。
相撲では賛否両論ある戦法です。
はっけよい、のこったと同時に
両者は激しくぶつかり合い互いに猛突進をしますが、この猛突進を利用して、相手を直前でかわし転ばせる戦法。
闘牛のようなイメージです。
赤い布目掛けて猛突進してくる牛を直前でかわす、みたいな。
相撲での立ち合いでの変化はもちろんルール内なのでなんの問題もありません。
むしろ、いわゆる相撲での必勝法…のような感じです。
ただ、この立ち合いでの変化に対して
卑怯だ。
とか、
それはない。
とか、否定的な意見もあります。
僕もこの立ち合いの変化は好きではありません。
真正面から思いっきりぶつかった試合が見たいんです。
だから逸ノ城の度々の立ち合いの変化はみていてとても残念な気持ちになりました。
立ち合いまですごくドキドキしていたのに、とても楽しみにしていた一番が立ち合いの変化で終わり、なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
勝ちは勝ちでもそーゆーのじゃないんだよな、と僕は思ってしまいます。
さて、長くなりましたが、ここで
http://drivers.sapolog.com/e397334.html
スノーホッケー必勝法や、
http://drivers.sapolog.com/e424731.html
フロアボール必勝法を思い出しました。
僕は全てルール内での必勝法。
これで勝てる。
勝ちは勝ちだ!!と言ってきましたが、
逸ノ城の取り組みをみて考えが変わった気がします。
周りの見ている人や試合をしている僕らが
「ボールを囲んで勝つ試合」を観たくて、そんな試合を自分達がして勝ちたいのか…
この戦法をやって勝つ事で気持ちいいのか…きっと観てる人もやっている自分達もモヤモヤするんだろうなと今気づきました。
やっぱり観てる人もやっている僕らも1番スッキリするのはゴールネットを突き刺す気持ちいいゴールを決めて勝つ事が1番だなと今更思います。
ルール内で勝つということを考えさせられました。
因みに、相撲での立ち合いの変化はあくまで個人の感想で立ち合いの変化が悪い事と言っているわけではありません。
とりあえず、僕は真面目にシュート練習します。
おわり