フロアボールの進化したドリブルテク

こすりん

2013年05月13日 21:39

日常の生活からスノーホッケーを学び強くなる方法を見出すブログ。
こんにちは、プロです。


僕がフロアボールを体験し、基礎を教えてもらっている時に感じたことは

「別にそれじゃなくてもよくない?」

ということです。


でもフロアボールったらシュートにしてもパスにしても何かと床を這うボールを求めてくるのです。

スノーホッケーの感覚で打つとボールは浮いてしまうんですが、

僕は、ライナーで速いパスは通るしそれでいいじゃん!!ってずっと思ってました。



それでも床を這うボールをやたら勧めてくるのです。


ドリブルもそう。


スノーホッケーでは球を左右に振る場合、両面を使います。



こんな風に。


しかし、フロアボールでは何故かスティックをひっくり返し無理に難しくしているような感覚でたまりませんでした。




これこそ、スノーホッケーの両面使う方がやり易いしそっちの方がいいんじゃないのかと思いました。


しかしフロアボールの選手達は皆、床を這うボールにこだわり、球を左右に振る時は必ずスティックを裏返します。



この疑問は全て、実際にミニゲームをやった時に解決しました。


なぜ球を浮かせないのか。

それは空中のボールを落とす間に相手に囲まれてしまうから。

体でトラップしている時間はなかったのです。


床を這う速いボールで繋ぐ方が遥かに速くてスムーズな展開ができます。



そして、なぜスティックを裏返すのか。

これもやってわかったんですが、スノホ式だと遅い。

スノホ式は、球を振る時に球の上をスティックが通ります。


これはスティックの移動距離が長くフロアでは遅かった・・・。


それに対してフロア式は、スティックが常に球にくっつけているのでスティックの移動距離が最小なんです。



これはびっくりしました。



スノーホッケーは展開の速いスポーツだと思っていましたが、フロアボールはその上をいっています。

いくら展開の速いスノーホッケーといっても、両面を使ってドリブルをする時間があります。
空中のボールもトラップする時間があります。

これでスノーホッケーは通用するので昔からテクニックがこれ以上進化する必要はありませんでした。


しかしフロアボール。


フロアボールを考えた最初の人も絶対、スノホ式のドリブルでボールも浮いてたと思うんです。

でも試合をやっていくうちにこれではダメだと思い、

最速を求めた結果が床を這うボールにスティックを裏返すドリブルだと思います。


このフロア式ドリブルをスノーホッケーでやったらとんでもないドリブルができるんじゃないかと思いつきました。


来シーズン、スティックを裏返す選手が続出でしょう。

練習だ練習~!


おしまい

関連記事