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Posted by さぽろぐ運営事務局 at
2011年12月03日

スクーリーズとスノーホッケー その2

<前回からの続き>


「携帯返して欲しかったら4階に来い」



との事で、怖いけど返して欲しかったので、震える指先でエレベーターのボタンを押し


僕の住む9階から、8・7・6・・・と4階までエレベータ
ーが降りていくに連れ心臓のド
キドキ
が徐々に高鳴り、足も微かに震えだしました。



震える足が止まらないまま、


びびっているのが丸出しで、



オドオドしながら指定された4階のフロアを見渡すと、


そこには集団の男たちではなく、1人のタイ人ぽいアジア系の男だけが立っていた。



その男は僕の携帯電話らしきものを持ってたので間違いなかった。




その瞬間、


ビビリよりも物をもっていった怒りが上回り

相手と目が合い、間合いがつまった所ですぐさま言ってやった。


「なんでお前がオレの物をもってるんだ。どうして持っていったんだ!!あ?」



抑えられなかった。

顔面が紅潮していくのがわかり、こめかみに血管が浮かんできているのが自分でもわかる。



すると彼はこう言った。

「違うんだ。僕が帰ろうとエレベーターに乗った時、床に携帯・ハードディスク・電子辞書が散らばっていた。それを拾いどうしようかと思ってた時にキミから電話があった。」



「君に返せてよかったよ」


と笑顔で全てのものを返してくれた。

彼は騒いでいったスクーリーズの一味ではなく

通りがかりのいい奴だった。



最後に握手をし僕は一安心して部屋に戻った。


無事に帰ってこれたことと、携帯やハードディスクが戻ってきた安堵感でホッとした。



ホッとしたんだけど、

よくよく見てみるとデジカメだけがない事に気づく。



スクーリーズの奴らはデジカメだけは持っていったみたいだった・・・。


つづく・・・  

Posted by こすりん at 09:09Comments(2)オーストラリア