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Posted by さぽろぐ運営事務局 at
2011年08月02日

プロと子犬の物語 その3

こんにちはface02

だいぶ長くなってしまいましたが、今回がラストです。



おばあちゃんは
「私が連れて行くわ!」と言ったのではなく

「一緒に病院行きましょう」と言っていた。

だからおばあちゃんはまだパジャマ姿の僕を見て
「なんでまだそんな格好をしているの?」と言った。


だから僕は慌てて出かける準備をしておばあちゃんの待つ車に乗り込んだ。



実はこの話に後日談がある。

次の日、おばあちゃんは早速この出来事を部屋を紹介してくれたA子さんに事細かく話していた。


数日後、僕はA子さんに会いその話を事細かく教えてもらった
そこで

「僕がどうしたらいい?」

とおばあちゃんの指示を仰ぎ、おばあちゃんが説明してくれた話の解答がある。

実際におばあちゃんが言っていたのはこうだ。

「それはかわいそうな子犬。でも家にはネコもいるしこの犬を飼うことは出来ないわ。オーストラリアの犬の首にはICチップが埋め込まれていて飼い主情報が入ってるの。だからすぐ飼い主が見つかると思うわ!だから一緒に病院に行きましょう」だった。



自分が汲み取った内容と大きくズレている。



そうとは知らず、これからこの犬を飼う事にワクワクしている自分がおばあちゃんの車に乗り込む。

しかし病院に着き、10分程で飼い主と連絡が取れ、無事飼い主のもとへと帰っていった。


その当時、なんでソッコーで飼い主が見つかったのか訳がわからなかったし、でもそれはそれで良かったけど、飼えなくなったショックは意外と大きくおばあちゃんには言わなかったけどかなり悲しかった。


病院で健康診断を受けて3人で帰るハズだった・・・

なのに、なぜか帰りはおばあちゃんと2人きり・・・


あまりのショックに帰りは話す言葉もなく(いや、喋れる英語がなく)車中は終始無言でした。


全ての事を知ったのは、それから2日後のA子さんと職場で顔を合わせた時でした。


それでもおばあちゃんは僕の表情を汲み取ったのか

A子さんに「彼、相当落ち込んでいたわ」と話していたのでした。


おしまい

  

Posted by こすりん at 08:00Comments(5)オーストラリア